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12.人材育成の新潮流

Ⅰ.「コーオプ教育」と「インターンシップ」

「コーオプ教育」(Cooperative Education)

約100年前(1906)に「シンシナティ大学」でカリキュラム化されたといわれる。
教室での学習と学生の学問上、職業上の目標に関係する分野での有益な職業体験とを統合する、組織化された教育戦略。 これにより理論と実践を結びつける経験を提供する。

「コーオプ教育」は、学生、教育機関、雇用主間の連携活動であり、当事者それぞれが固有の責任を負う。
(全米コーオプ教育委員会)

[注]
日本では「職業体験プログラム」を、総じて「インターンシップ」と称されている。
1970年代から全米の大学へ急速に普及。工学部から、人文、社会科学系の学部へも横断的に普及。
以下が、アメリカの原則的区分である。
インターン・シップ ⇒  短期・無報酬を原則とする。企業が主導で管理運営する。
コーオプ教育    ⇒  中長期・報酬を原則とする。大学が主体で管理運営する。

Ⅱ.PBL(Project Based Learning)

問題や課題を解決するために、日頃学んだ知識を活用して調査・検証しながら取り組む実践型教育。
主体的に学習していく教育プログラムとして注目されている。

[注]
On/Off Campus Fusion PBL
大学(On Campus)での学びと実社会(Off Campus)での学びとかが融合(Fusion)した形で実施し、さらに大学と実社会とを融合させる手段として企業などから提供された課題解決(PBL)方式。

Ⅲ.ハイブリッド(Hybrid)型育成授業

中堅・中小企業の若手社員と学生をハイブリッド(混成・融合)することで人材の育成につなげる授業。

学生にとっては、社会人とともに課題に取り組むことで社会人の考え方、取り組む姿勢、リアルな仕事の流れを体感でき、仕事や働く事への理解が深まる。
一方、若手社員は「教える」ことの体験により、自らの未熟さに気づくとともに教えることから学ぶことができ成長につながる。

Ⅳ.「メンタル・マネジメント」と「メンタル・トレーニング」

メンタルヘルスの悪化は、ストレス要因だけではなく、モチベーションの低下が関連する。

ストレスの「過剰」だけでなく「不足」もメンタルヘルスの悪化の要因とする。
そして、「働く個人」と「個人」に影響を与える職場をマネジメントする観点で実践的に学習させる(良い状態になるように積極的に手を打つ)という観点を持つ。

また、メンタル・トレーニングは、社会、職場で起こりうる人間関係や仕事上の悩み等を想定し、これの対処を事前にトレーニングをすることで適応を図る。

資料出典:
「京都産業大学 就業力育成支援事業」 論稿
「立命館大学型コーオプ教育の確立に向けて」加藤 敏明著 論稿
「就業力育成論」角方正幸、松村直樹、平田史昭 共著(学事出版)


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