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11.コーチングの目的とスキル

(命令型マネジメント→質問型マネジメント)

Ⅰ.コーチングの意識と目的

■ コーチングの定義

個人の「自己実現」を「サポート」する「システム」
(ルーツ → スポーツの世界。質問型アプローチによる「自ら考える力」の育成)

自己実現 サポート システム
その人が本来持っている能力や可能性を最大限に発揮すること。 「有力」な部下を下から支え、その人の持っている能力や可能性をさらに発揮出来るように支援する。 技術や方法論だけでなく、その土台としての「3つの哲学」及び「協働的な人間関係」を合わせた「システム」。
■ 3つの哲学

① 人は皆、無限の可能性を持っている。
② その人が必要とする答えはその人の中にある。
③ その答えを見つけるためにはパートナーが必要である。

目 的 サポートとヘルプ システム

・自立型人材(通過点)(「自ら考え、自ら動く人」→手段)

・個立型人材(最終点)
(自らの持つ可能性を最大限に発揮できる人。)

ヘルプ →「無力」な人を助ける。(支配従属的関係) マイナス → ゼロ

サポート →「有力」な人を下支えし更に能力や可能性を発揮させる。
(協働的な関係) ゼロ → プラス

コーチング =
技術 + 考え方 + 人間関係

部下の「個立」のために互いが補完、協力し合う関係。

Ⅱ.5つのコアスキル

1 質問のスキル
  • 拡大質問( ⇔ 特定質問)
    → すぐ答えられないか、正解が複数ある質問(何をやりたい)
  • 未来質問( ⇔ 特定質問)
    → 「未来形」の言葉を含む質問(これからどうしたい)
  • 肯定質問( ⇔ 否定質問)
    → 「ない」を含まない質問(どうしたらうまくいく)
2 傾聴のスキル

話の聞き方のスキル(3レベル)

  • 耳で聞く → 雑念・先入観等なしで聞く
  • 口で訊く → 「質問のスキル」を使って積極的に働きかける。
  • 心で聴く → 部下の能力の可能性発揮を念頭に聞く。(答えは用意しない)
3 直感のスキル

直感 → 自ら気付いていない潜在意識が重要

[3つのポイント]

  • 考えない
  • 予測しない
  • リードしない
4 自己管理のスキル

臨む態度のポイント

  • 自分の頭を管理する。 → 「考えた」ことを「気付き」「手放す」
  • 自分の心を管理する。 → 自分の感情を適切なやり方で処理する。
  • 自分の身体を管理する。 → 体調や体勢を自然に保ち視線も柔らかにする。
5 確認のスキル

部下にとって大事な事を確認

  • 部下の未来を確認する。
    → 目標、ビジョン、夢を確認する。
  • 部下の現在を確認する。
    → どういう状況におかれているか。自己の価値観からみてどうか。
  • 部下の過去を確認する。
    → 成功体験等の足跡をみて進む方向を見出す。

出所: 「部下を伸ばすコーチング」 榎本 英剛 著 (PHP研究所)より


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