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8.意思決定の手法(ケプナー・トリゴー法)

Ⅰ.意思決定のメカニズム

1.意 志 (意思決定者)
→「強い意志」を欠いた、状況分析のみの目的設定は、状況の後追いになる。

2.状況分析 (イン・アウトサイドの追求)
→自己、社会、市場・顧客の欲求、技術水準や資金力等の客観的な状況分析。

目的 情報力 思考力 思考の技術 意思決定

やり遂げ
たいこと

1.目的志向型
2.質の高い
 関心事

1.分析的思考能力
2.想像的思考能力
3.統合的思考能力

1.分ける
2.比べる
3.因果関係
をみる

矛盾目的の統合形態
優先順位→ 1.緊急度
2.重要度 3.難易度

Ⅱ.意思決定のプロセスと手法

「目的」の設定法 「目標」の設定法 「案」の設定法
(具体案の作成)




  • 「やり遂げたいこと」を列挙する
  • 「意志」を確認する(本当にやりたいか,何が一番やりたいか)
  • 「状況」を分析する(現在の状況,将来の環境からみて可能か)
  • Why(何のために)
    When(いつまでに)
    What(何を)
    達成するのかを決定する
  • 「目的」を確認する(目的のブレイクダウン)
  • 目的についての「関心事」をあげる(「気にかかること」→現場をみる)
  • 「関心事」についての情報を集める
  • 集めた情報から達成したいことを明確にする(目標)
  • 目標についての優先順位をつける
  • 「目標」を確認する
  • 目標を達成する手段を「論理的」に確認する
  • 論理的手法で案が出せないときには

①絵画的イメージで絵を描く
②改善対象を形状的に変えてみる
③類比物を使って類推する
④抽象化されたコンセプトからアイデイアを展開する

案のリスク予測と修正補強
リスクを予測して案を改善する(良い案ほど高いリスク→リスクつぶし)→不確実な事態を考え「次の手」を用意する

     
「目的設定」のための
チェックポイント
  「目標設定」のための
チェックポイント
  「案設定」のための
チェックポイント
 

この「目的」は、

  • 十分な情報に基づく設定か(頭のみではないか
  • 強い「意志」があるか(本当にやりたいのか)
  • 業務全体の中での優先順位は確認してあるか(本当に必要なことなのか
  • 十分な現状分析に基づく設定か(現状からみて可能か)
  • 十分な将来分析に基づく設定か(将来的に意味があるか)
  • Why,When,Whatは明確か(なぜ,いつまで,なにをすべきか)
  • 共有化できるものか
    (一人よがりでないか)
  • 企業全体の目的とどのように連動しているか

この「目標」は、

  • 目的に合致するか(思考は矛盾していないか)
  • 目的達成に必要なことか(本当に意味があることか
  • これだけで十分なのか(見落としはないか
  • 「関心事」に基づいたものか(なぜ必要か、明確か)
  • 十分な情報に基づく設定か(頭のみでないか)
  • いつまでに、何を、どのくらい達成したいかが明確か(目標達成が目的達成につながっているか)
  • アウトサイドの立場や欲求が生かされているか

この「案」は、

  • 目的・目標に合致しているか(思考は矛盾していないか)
  • 十分な情報に基づく設定か(関心事と目標事由情報を活用したか)
  • 優先順位は確認したか(本当に必要なことは何か)
  • 十分な状況分析に基づく設定か(リスクはないか)
  • 十分な将来分析に基づく設定か(リスクはないか)
  • 不可知のリスクに対応できるか(「次の手」は用意してあるか)
  • 多面的な方向から考えた結果か(他にいい案はないか)
  • 発想法を活用して改善を試みたか


出所: 中島 一 著 「意思決定入門」より


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