HOME > 7.アサーショントレーニングの考え方
Ⅰ.「自己表現」の態様と「アサーション」(Assertion)
Ⅱ.アサーションとものの見方、考え方
(1)「A–B–C-D理論」のプロセス (A.エリス「論理療法」の創唱者)
(2)「思い込み」と合理性の検証(アサーション「自分度」チェックリスト)
① 人は誰からも愛されなければならない (無理→八方美人は嫌われる) |
→ 全ての人に好かれるとは限らない (無理に付き合わない決心をする。) |
② 人は失敗してはならない (失敗は誰しもする) |
→ 人の目を気にし、「失敗恐怖」で重大事件に思い込む (世の中ひっくり返るわけではない。) |
③ 思い通り事が運ばない (思うこと自体が傲慢) |
→ 自分の思いと異なることなど多々ある。 (話して分かるのは違いがわかる) |
④ 決して人を傷つけてはならない (人の心は自分と同じではない) |
→ 配慮をしたつもりは、自分の思い込み (傷つけてしまうことがあるに決まっている。) |
⑤ 不安になると何もできなくなる (できることをやるしかない) |
→ 自力でなんともならないことだってある。 (やるだけやって天命を待つ。) |
~でなければならない(非合理的) | → ~にこしたことはない(合理的) |
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Ⅲ.アサーションと「心の決め方」の実例
実 例 | ![]() |
心の動き | ![]() |
対処法 | ![]() |
覚 悟 |
(例) 長電話が切れない。 人と異なった意見、 感じが言えない。 頼みごとを断れない。他 |
・嫌われたくない ・断ったらコワイ ・恥ずかしい ・かわいそう |
丁寧な言葉や表情で自分の状況を説明し、出来ないことを伝える。 | 自分で結果責任を 取る。 (分からない人とは付き合わない。分からなくても、付き合い続ける。) |
出所:「図解 自分の気持ちをきちんと伝える技術」平木典子著 PHP