HOME > 1.ROKEN人間基礎力の考え方
■ 長い長い非言語の時代
― 言語は、約5万年前から ―
① ヒトの起源 | 500万年~800万年前 |
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② 言語の発生 | 約50,000年前 |
③ 文字の発現 | 5,000年前 |
④ 印刷の発明 | 500年前 |
⑤ 電話の発明 | 140年前 |
⑥ インターネット | 30年前 |
Ⅰ.「社会性」と「しつけ」、「言語」の発生のメカニズム
ヒトは「個体」として弱い。
・樹上生活 → サバンナ
敵が多く生存が危うい
エサを捕るのが難しい
集団で身を守り、連携して
補食する
→「社会」の必要性
長い非言語の時代
道具・火を用い、より複雑な情報伝達が不可欠
→ 脳の発達、言語等
集団・社会での役割遂行のための訓練と成員としての行動様式
→ しつけ、教育
多様な社会と小社会の派生、それに伴う異なった対応の訓練(多様化)
→ 教育の長期化
Ⅱ.「ヒト」の成長のメカニズムと「主体」の確立
人間基礎力(本能) | ![]() |
「社会性」の獲得 | ![]() |
「遊び」と「学習」 |
■ 生きる根源の集積 弱い個体が「親」・「社会」に守られ、その無意識、初期的な時からの五感での体感(安心感)を得、学習の土台となる。 安心感 ⇒好奇心 ⇒学習 ⇒教育 |
人間として生まれ、社会への帰属、適応のための生活全般の原初的な立ち振る舞い(しつけ)と非言語・言語コミュニケーションの獲得 |
「遊び」や体験を通して様々な情報を脳に蓄え、「好奇心」をもって想像、空想を広げていく。 非言語 → |
人間基礎力(理性) | ![]() |
「想像力」と「自己抑制力」 | ![]() |
「人間」としての特質 |
「人間が成長するメカニズム」と「人間としての特質」(本能 → 理性)の発達による多様な社会、小社会への対応・適応力を身につける。 |
■「主体」の発現 ① 様々な情報をもとに、先々(時間)に対してまた更に広い領域(空間)に考えをめぐらす。(空想力、想像力、仮説) ② 本能的行動から自らをコントロールし、理性的に対応するし、多様な社会への適応力。(自己制御力) |
① 現状より先(未来)を予測し、仮説を立てて行動し、達成、体感し、自らを信頼する。 ② 本能による欲望等を抑制し、他の社会成員である人々のことを考え、思いめぐらし行動する。 |
社会人基礎力 | ![]() |
「主体」と「社会」 | ![]() |
「義務」と「権利」 |
「社会」の成員として役割を果たし、認められて生きる力 ① 前へ踏み出す力(Action) |
「主体」として自ら考え、行動でき、「社会」に帰属しそこから求められる役割を果たす。自らを信じ他から信用信頼され、自尊心を持ち、自律的自発的に行動ができる。 |
社会の成員としての「義務」を果たした後に「権利」も発生する。 |